NBAバレエ団「シンデレラ」

大分遅くなってしまいましたが、2月6日・7日に開催されたNBA バレエ団「シンデレラ」の感想です。

コロナ禍の中で公演中止も危ぶまれ、入場制限で開催された東京文化会館での公演は大いに盛り上がり無事に終了しました。

来場された観客の皆さんを拝見し、またお話を伺うと、本当に芸術に触れられる幸せを感じているようでした。私も久し振りに生の舞台を観れるのを楽しみにしていました。

元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのヨハン・コボー氏の演出・振付けである世界初演「シンデレラ」は、従来の古典のシンデレラと全く違う新しい解釈です。

初日のシンデレラ役の高田茜さんは、期待通り素晴らしく、誰よりもヨーロッパの香りがするダンサーと感じました。

二日目のシンデレラ役は新人の野久保奈央さん。技術の高さと正確さに圧倒されながらも、新人らしい初々しさも加わって、愛らしいシンデレラでした。

他の団員の方々も大変努力されたようで、とても良い公演になっていました。

鈴木直敏