「飛鳥 ASUKA」ウラジオストク公演

ロシアのウラジオストクにて牧阿佐美バレヱ団の公演が行われたので、鑑賞ツアーに参加して来ました。

会場はマリインスキー劇場プリモルスキー分館、1月15日から17日は「飛鳥 ASUKA」を3公演、19日は「ガラコンサート」(グラン・パ・ド・フィアンセ、ドン・キホーテ第3幕、コンスタンチア、ヴァリアシオン・プール・カトル、ボレロ)の全4公演です。

チケットは初日が9割、残り3日は完売という大成功でした。

日本の公演では主役のふたりはゲストでしたが、ウラジオストク公演は劇場の希望で、牧阿佐美バレヱ団の団員が主役を務めることになり、春日野するがおとめは青山季可さんと中川郁さん、岩足を清瀧千晴さんが演じました。私が「飛鳥 ASAUKA」を鑑賞したのは、17日の青山季可さんの公演です。

カーテンコールは沢山のブラボーにスタディングオベーションで幕が降り、帰り際にはロシアのお客様から「とても良かった」と声を掛けてもらいました。

「ガラコンサート」は劇場の都合で、ステージリハーサルを観ることになりました。

真央の出演はドン・キホーテのファンタンゴ、ヴァリアシオン・プール・カトル、ボレロ。

本番を観れず残念でしたが、やはり多くの拍手とブラボーにスタンディングオベーションだったそうです。

最後の夜は、マリインスキー劇場の「眠れる森の美女」を鑑賞しました。出演者の多さ・豪華さ・レベルの全てが今まで観たどのバレエ団を超えた、最高の「眠れる森の美女」と思いました。子供達が大勢出演していましたが、スタイルが良いのは勿論ですが、マナーの良さには大変感心しました。

王子のキム・キミンさんは、圧巻の踊り。とても素晴らしい舞台でした。

ウラジオストクの日中気温はマイナス8℃くらい。風が無い時はそれ程寒くは感じませんが、風がある時は頬に刺すような痛みがあり、寒くてフード無しではいられません。

シベリアの果てらしい、自然の多い美しい街並みに心打れました。

またバレエ団の公演で再訪出来ればと思います。

鈴木直敏