篠原聖一バレエ・リサイタル「アナンケ」

篠原聖一さんが演出・振付、下村由理恵さんが主演の「アナンケ~ノートルダム・ド・パリ~より宿命」を11月に観てきました。

篠原聖一さんの作品を観たのは5作目になりますが、今回が一番良かったと思います。

幕開きの民衆の群舞は圧巻で、特にロマの棟梁クロパン役の芳賀望さんが印象的でした。

下村由理恵さんは勿論素晴らしく、可憐なエスメラルダを演じていました。カジモトがエスメラルダを抱き上げてスモークの中に消えて行くエンディングは圧巻で素晴らしい演出でした。

私と篠原聖一さんとは同世代のため、何度も共演しています。小林恭バレエ団の「ノートルダム・ド・パリ」で彼がフェビス役の時も一緒に出演しました。小林恭先生がフロロ役でとても懐かしい公演です。

次回の篠原聖一さん演出の作品を楽しみにしています。

鈴木直敏